ひと昔前の井戸水
ひと昔前の井戸水、湧水、沢水、小川などの水質はきれいで飲んで美味しくすごく安全 な水でした。しかし今の井戸水は、工業排水の汚染や不法投棄により地下水、 湧水、沢水などの水質が変化し、水質が安全で保証されているものではありません。
一番怖い事が不法投棄による汚染です。産業廃棄物や薬剤の投棄など私たちが知らない所で起きている様々な真実が明かされています。
湧水地周辺が、野生動物の糞便等により大腸菌、クリプトスポリディウム、エキノコッカス等の病原微生物や地質由来の元素、例えばヒ素やフッ素で汚染される可能性があり、温泉が近隣にあるとこれらの元素が多いことがあります。また鉱山があった場所では、その鉱山で採掘していた鉱石由来の元素、例えばマンガン、亜鉛、鉛等の重金属による汚染が心配され近年、湧水地には多くの人々が訪れるため、それらの人々によるゴミの不法投棄や排泄により湧水周辺の環境が汚染される事があります。湧水の上流部に家畜飼育施設があったり農地がある場合は、湧水が大腸菌汚染されたり硝酸性窒素や亜硝酸性窒素の濃度が高い地域があります。
六甲の湧水に硝酸性窒素が含まれていたと報道があり、湧水を採水に行かれていた人々が驚かれています。
このように昨今の井戸水や湧水は汚染が進み、安全な水が少なくなりつつ有ります。
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